本日はいまさら聞けないD-RTK2という事で、高精度測量に不可欠な基地局についてご紹介いたします。
そもそも、DJI製ドローンにはGPS機能があるので、位置は把握して飛行しているのではないの?と、お考えではないでしょうか。
勿論、正解です。
しかし、機体の元々持っているGPS機能だけでは、不十分なフライトがあります。
そう、測量のための飛行です。
公共測量などを行う際には、国土交通省の定めるところのマニュアルでは規定誤差範囲での飛行を求められるのですが、それを可能とするためには固定局ないし近隣の基準局(ネットワークRTK)の位置情報が必要となるのです。 (D-RTK2)
この固定局があれば、山間のモバイルネットワークが入らない環境でも正確なフライトが可能です。
そこそこ固定局は大きさがありますので、持ち運びを考えるとモバイルネットワークが利用可能な地域であれば、ネットワークRTKでの運用が楽かもしれませんね。
では、GPSだけでは位置測量に誤差が生まれてしまうのでしょうか。
GPS・GNSSはその日その時によって決まった場所に常に周回しているわけでは無く、まちまちであったりするので、そのタイミングにおいて数センチから数メートル程度のずれが生じてしまう事があります。
また高度においても、ドローンには気圧センサーというものが付いており、上昇下降はこのセンサーによって判断をされているのですが、その時の環境変化等により高さに誤差が生まれやすいという特徴を解消しきれないというのが現状だからです。
固定局を設ける事でもう一点メリットを持つ点があります。
ドローンは特性上磁気干渉に弱い側面をもっていたりします。よって、高圧電線の近くでの飛行などでは不安定な動作となってしまい、最悪の場合事故へとつながってしまうのです。
現在、DJI製品での高精度測位システム対応の機種は産業用ドローンが主です。測量や点検のお仕事はもちろん、農業従事での農薬散布作業やスマート農業においても活躍をします。
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