今回は、先月DJIより発表となりました、DJI Matrice30/M30TとDJI H20Nのブログを掲載いたします。
産業機分野の新製品機体が発表となっているわけではございますが、現行機種のMatrice300RTKの廉価版といったようなイメージの機体では無いかと考えております。
カメラはM300RTKのように変更は出来ない仕様であり、ここはMavic 2 Enterpriseシリーズのような仕様です。（嵌め殺し状態です）
性能のイメージとしては、
M300RTK ＞ M30 Series ＞ Mavic 2 Enterpriseシリーズ
といったところでしょうか。
では、それぞれの機体性能についてみて見ましょう。
Matrice 30 Series
小型M300+H20(T)というコンセプト。M2Eシリーズの上位互換、といった方がいいかもしれません。
各カメラ性能
〇ズームカメラ
| センサー | 1/2インチCMOS、有効画素数：48M |
| レンズ | 焦点距離：21～75 mm（35 mm判換算：113～405 mm） 絞り：f/2.8-f/4.2 フォーカス：5 m～∞ |
| センサー | 1/2インチCMOS、有効画素数：12M |
| レンズ | DFOV：84° 焦点距離：4.5 mm（35 mm判換算：24 mm） 絞り：f/2.8 フォーカス：1 m～∞ |
| サーマル撮像素子 | 非冷却VOxマイクロボロメータ |
| レンズ | DFOV（対角視野）：61° 焦点距離：9.1 mm（35 mm判換算：40 mm） フォーカス：5 m～∞ 絞り：f/1.0 |
では、同時に発表されたM300用の暗視のカメラのスペックも合わせて確認をしておきましょう。
Zenmuse H20N
M300用ペイロードカメラ。暗視用カメラ。可視光カメラは画素数が400万画素なので、可視点検にはあまり向いていないかもしれません。
〇ズームカメラ
| センサー | 1/1.8" CMOS; 有効画素数：4M |
| レンズ | 焦点距離： 6.8-119.9 mm(35 mm判換算：32.7-574.5 mm) 絞り：f/2.8-f/11 (日中); f/1.6-f/11 (夜間) フォーカス：1 m to ∞ (ワイド); 8 m to ∞ (望遠) |
| センサー | 1/2.7" CMOS; 有効画素数: 2M |
| レンズ | DFOV：73.6° 焦点距離：4.5 mm（35 mm判換算：29 mm） 絞り：f/2.8 フォーカス：1 m～∞ |
| サーマル撮像素子 | 非冷却VOxマイクロボロメータ |
| レンズ | DFOV（対角視野）：12.5° 焦点距離：44.5 mm（35 mm判換算：196 mm） 絞り： f/1.2 フォーカス：45 m～∞ |
| サーマル撮像素子 | 非冷却VOxマイクロボロメータ |
| レンズ | DFOV（対角視野）：45.5° 焦点距離：12 mm（35 mm判換算：53 mm） 絞り： f/1.0 フォーカス：5 m～∞ |
| 波長 | 905 nm |
| 最大電力 | 3.5 mW |
| シングルパルス幅 | 6 ns |
| 精度の測定 | ±（0.2 m+目標距離x0.15％） |
| 測定範囲 | 3～1,200 m（0.5 x 12 mの垂直面、反射率20％） |
M200の時にも暗視カメラがございましたが、ようやく登場をしたという印象でしょうか。
それぞれの商品共に、お客様より弊社にお問い合わせを頂いている商品ではございますが、実物を確認、実証を行ったうえで追加のブログ記載などを行えればと考えております。乞うご期待ください。
もちろん、M30/30Tを含め産業機体等のお見積りのご依頼も承っております。
お問い合わせは下記ショップまで宜しくお願い致します。
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