福岡でドローンの販売や講習を行っております、DJI認定ストア福岡博多の平山です。
今回は、自動に撮影を行ってくれる、クイックショットモードについてお話をしようと思います。
初心者のころには、ドローンの操縦がいっぱいいっぱいで、きれいな構図でフライトすることが難しかったり、慣れてきていたとしても送信機を握ってしかめっ面な自分を撮影していたなんて経験がありますよね?
DJIのドローン機体には、クイックショットという自分が操縦を行わずとも、機体が撮影カメラマンになってくれる、優秀な機能があります。
機体によってクイックショットのパターンが違うのですが、どういったモードがあるのかや注意点をご紹介します。
(※サングラスに帽子、マスクの被写体は怪しい人ではありません。)
●クイックショット種類●
1. ドローニー
2. サークル
3. ヘリックス
4. ロケット
5. コメット
6. アステロイド
1. ドローニー
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S,Mavic mini,DJI mini2,Spark |
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【挙動】 | ターゲットを中心に、斜めに上昇しながら撮影。 |
【注意点】 | ドローンが斜め後ろに飛行していくので、ドローン後方に広いスペースが必要。 |
2.サークル
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S,Mavic mini,DJI mini2,Spark |
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【挙動】 | ターゲットを中心にドローンが周りながら撮影。 |
【注意点】 | ターゲットと機体との距離が半径となる為、周囲にそれと同等以上のスペースが必要。 |
3. ヘリックス
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S,Mavic mini,DJI mini2,Spark |
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【挙動】 | ターゲットを中心に、円を指定された距離まで離れていきながら撮影。 |
【注意点】 | ターゲットから決めた距離まで離れながら円を描くので、設定距離半径のスペースが必要。 |
4. ロケット
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S,Mavic mini,DJI mini2,Spark |
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【挙動】 | ターゲットを見下ろすように設定高度まで上昇しての俯瞰撮影。 |
【注意点】 | ターゲットの頭上に(若干前進しつつ)上昇する為、頭上の障害物が無いか、万が一墜落する際には頭上に機体が落ちてくるので、けがをしないよう気を配る必要性がある。 |
5. ブーメラン(コメット)
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S |
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【挙動】 | ターゲットを中心に斜めに上昇しつつ半円を描き、残りの半円は高度と距離を戻していきながら撮影を行う。 |
【注意点】 | ターゲットと機体が離れていくので、広さのあるスペースが必要。 |
6. アステロイド
【対応機種】 | Mavic2,Mavic AIR,Mavic Air2,DJI Air2S |
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【挙動】 | ターゲットを中心に、斜めに上昇しながら撮影し、上空でパノラマ撮影、降下後にアプリでの逆再生処理。球体パノラマ撮影からドローニー撮影を合成したような映像になる。 |
【注意点】 | ドローンが斜め後ろに飛行していくので、ドローン後方に広いスペースが必要。 |
クイックショットは、簡単に思い描いたような映像作品が作成できますが、フライトエリアの広さが重要ですので、周辺には気を付けて飛ばしましょう!
万が一、飛行を続けるのが危ないなと感じた際にすぐに中止ができるよう、”一時停止ボタン”に指をかけて飛ばすといいですね。
簡単にカッコイイ動画を撮影することが出来るので、ぜひ活用してドローンフライトを楽しんでください。
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【2021年5月21日追記】
DJI AIR2S で実装されました、マスターショットでの撮影してきました!
マスターショットとは、AIR2Sで初登場したインテリジェントフライトモードです。
今までの機種にもクイックショットと言われるインテリジェントフライトモードなどがありましたが、今回のマスターショットは一味違います。
なんと、自動で飛行するだけではなく、BGMの追加などの動画編集まで行ってしまうのです!
正直、凄すぎて感動しました。。
では、どのように使用するのかをご説明いたします。
、、、と、言っても至って簡単です。
アプリ上よりマスターショットもモードを選択します。
(ホバリングしていないとマスターショットモードには入りませんので、まず浮かせましょう) あとは被写体となるモノをターゲット設定をして、スタートをするだけです。
すると、2分間でクイックショット動作を連続して行いますので、ドローンを見守ります。
ちなみに、こんな動作を行っていました。
①ズームイン/アウト②サークル(中距離)③サークル(近距離)④ドローニー⑤サークル(遠距離)⑥ピッチアップ+前方飛行⑦ロケット⑧カメラ下方+サークル⑨カメラ前方+下降
人の動作では再現が難し動作を難なくこなしていきます。。凄いです。
2分のフライトが終わると、スタート地点でホバリングしてくれますので、撮影が終われば着陸しましょう。
編集はアプリの中で行ってくれています。
DJI FLYのギャラリーを開くと、2分間の飛行した動画と共に編集された動画(15-20秒程度の動画)が残っています。
何パターンかあるので、色々試してみてください。 (パターンを変更しようと思えば、右下の魔法スティックみたいな?アイコンを押すと変更できます。)
何回も言いますが、凄過ぎです。
あわせて下記の注意点も頭に入れておきましょう。
①いろいろなクイックショットの動作をおこなうので、広さが確保できている場所で行う事。
②インテリジェントフライトモードはGPSが安定的に確保できる場所でしか動作しませんので、GPSには要注意。
③左右などに振れる動作時にはビジョンセンサーの死角となり、接触してしまう可能性があるので、プロポの一時停止ボタン(RTH時のボタン)に指を掛けておきましょう。
優れた機能ですが、安全には充分に配慮していただいての動作を行うようにしてください。
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