今回はお仕事用途で使用をする産業機に興味を持っていただけるようなブログを記載したいと思います。
皆さんドローンと言えば、空撮で映像を撮る為の機械というビデオカメラのようなイメージを抱かれているのではないでしょうか。
勿論、そういう用途で趣味や映像系のお仕事をされている方も居られます。
しかし、ドローンにはまだ他の可能性やお仕事ができるのです！
農業用のドローンや水中ドローンなどありますが、今回は点検測量系の産業機の入口となるようなお話をしたいと思います。
測量や点検に使用する産業機といえば、ご存じの方も居られると思いますが、MAVIC2 ENTERPRISEシリーズやMATRICE 300RTKなどが主力として活用されています。
用途もお客様の希望に沿う形でそれぞれの機種が存在しています。
サーマルカメラ（遠赤外線カメラ）を搭載し、壁面や太陽光パネルの点検が出来るものや、GPSやGNSSを正確に捉えて測量ソフトに信頼度の高い写真撮影を行うことが出来る機体など幅広くございます。
上記で記載した機種での測量のご案内は中級、上級編のお話となりますので、今後のブログでご紹介をしていきますので、今回の案内は割愛させていただきます。
（もう本格的に測量をされている方、ご興味のある方はショップにお問い合わせ下さい。弊社のエンタープライズセールスより対応させていただきます。）
今回は初級者向けとして、測量専門機で行う業務を”安価な機体で体験をしてみよう”という内容です。
（あくまで体験レベルなので、すぐにでもお仕事活用されたい方はRTKモデルの機体をオススメしております。その前提で拝読頂ければと思います。）
まず、測量を行うには連続した写真撮影を必要とします。
自力で撮ることもできますが、かなりシンドイので自動航行アプリを活用します。
iPadをお持ちの方であれば、”GS Pro”というアプリケーションがございますので、活用頂ければと思います。
SUSC無人航空機操縦士2級のスクールの中でも使い方のレクチャも行っておりますし、要相談とはなりますがGS PROの講習会のみを開催することも可能です。
SUSCスクールの予定はコチラからご確認ください。
SUSCスクール開催予定
今回は、体験してみたいをテーマにしておりますので、iPadの準備もいらないスマホ用アプリケーションもあるの”PIX4D Capture”というソフトを使用します。
PIX4Dといえば、ドローン測量をされている方などには聞き馴染みのある有名なSfMソフトメーカーではないでしょうか。
PIX4Dでは3Dデータの成果物作成が出来るソフト（mapper）や、航空写真を貼り合わせてきれいな1枚もののデータにしてくれるソフト（react）などがありますね。
では、PIX4D Captureで自動航行を体験してみましょう。
多角的な画像データがあったほうが、成果物として精度の良いものとなりますので、今回は真ん中の”DOUBLE GRID”という方法で撮影を行います。
機体としては、できるだけ安価な機体でとスタッフ所有のMAVIC AIRで撮影を行いました。
（DJI AIR2Sが出ている中、生産完了品での実証を行い申し訳ありません。MAVIC2シリーズとPhantom4シリーズはこのアプリに対応しておりますので、ご興味のある方はご検討ください。）
真ん中のアイコンを選択すると地図情報と四角枠で囲われた飛行経路が出てきますので、撮影したい範囲を選択します。
飛行の高さについては、精度を求めるならGSD 1.0cm/px程になるのが望ましいのでしょうが、30ｍ以下に設定しようとするとエラー通知が出るので、今回は30ｍで飛行していきます。
撮影が終わると、連続写真がたくさん撮れています。
今回は狭い範囲での飛行だったので、66枚でした。
飛行速度はSLOW+に設定していたのですが、それでも早く飛行しているような感覚でした。
何かしらのドローンを飛行されてみた方は分かられると思うのですが、これだけの等間隔連続写真を自分の力量で撮影するのはなかなか難しいです。
（ほぼ不可能でしょう。。）
撮影が終わったものを、SfMソフトに流し込んでいきます。
今回はPIX4D mapperというソフトに取り込んでいきます。
（DJIが準備するTERRAというソフトもありますが、今回はトライアルの出来るPIX4Dで体験していきます。）
出来上がった成果物がこの通りです。
ただ、やはりお仕事レベルでは使用はちょっと難しいですかね。。
本格的に始めようとされている方のご相談もお待ちしておりますので、是非お問い合わせください。
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