今回は産業機体である、MATRICE300RTKのご紹介を致します。
MATRICE300RTK
発表、発売より約半年以上経ちましたが、改めて機体の性能や活用方法等のご紹介を致します。まず機体の性能ですが、以前のモデルであるMATRICE210RTKと比べ、飛行時間が約1.5倍の約55分間の飛行が可能になっており、障害物感知センサーも6方位の全方位での搭載へ進化しております。
耐風圧に関しても1.3倍の性能へアップグレードしており、プロペラの取り付け位置が従来の上方ではなく下方向きに取り付ける形となっており、ドローンの飛行理論上吹き下ろしてしまう風の流れを自機のボディで受けることなく安定的な飛行を可能としてくれるようになっております。
また業務使用で使用する機体ですので、業務スケジュール上で天候には左右されてほしくない部分はどうしてもあります。
勿論、通常のドローン機体については雨は勿論の事、霧や結露しそうな地上と上空の温度差があるときなどは飛行を控えていただくというのが大前提です。
MATRICEシリーズはその耐水(防水)の部分のニーズにも応えてくれます。
MATRICE 210RTKではIP43レベル、MATRICE300RTKでは更に向上しIP45まで水に対して運用が可能になっております。
(完全防水ではないので、豪雨時の運用は雨量に加え強風も想定されますので控えてください。)
また、自然環境の部分で問題となるのが気温です。
通常のドローン機体の適正バッテリー使用温度が15-40℃での運用しかできないことに対し、産業機であるMATRICE300RTKでは-20℃までの動作が可能となる。
福岡はじめ九州ではなかなかマイナス温度の寒冷環境は無いかと思いますが、通常ドローン機体の15℃以上を考えると冬場の運用が難しい場面も出てくるのではないでしょうか。
機体そのもののご紹介はこの辺りといたしまして、活用するために不可欠なカメラのご紹介を致します。
ZENMUSE H20/H20T
機体の発表と同時に登場したのが、”ZENMUSE H20/H20T”の2つのパターンのカメラです。どちらのパターンでも搭載されている20MPの可視ズームカメラに、12MPの可視広角カメラ、ZENMUSE H20Tではそれらに加えてサーマルカメラ(遠赤外線カメラ)が搭載されております。
鮮明に撮影が出来ることは勿論、ZENMUSE H20Tのサーマルカメラを活用すれば、外壁調査や太陽光パネルの点検、人命救助(捜索)といった幅広い業務の手助けとなってくれます。
一時期の新型ウィルスの報道で、(DJI製ではなかったように見えましたが)外出禁止の中国において人の体温をドローンで測定をしてたりもしましたね。。
ZENMUSE P1
M300RTK機体の発表より数か月遅れての発表となった(日本国内未発売、予約承り中)”ZENMUSE P1”では、フルサイズセンサーの有効画素数45MPで撮影を行いますので高高度からの広範囲測量撮影においても効果的な撮影を行う事が可能になっております。動画撮影についても4K動画解像度にも対応しており(35㎜レンズのみ)、フレームレートも60fpsまで撮影可能ですので、滑らかな映像撮影が可能です。
ZENMUSE L1
日本国内では発売予定日や販売価格などの情報がまだ明確に分かっていない”ZENMUS L1”ですが、DJI製ドローン機体では初の試みであるレーザー測量に対応したカメラです。弊社ショップでも度々お問い合わせを頂く、測量系のお仕事をされる方の注目のカメラとなります。
(DJI 公式サイトにおいても、まだ英字での記載が多くあり読み進めるのに翻訳ツールが必要となるカメラです。。。)
可視カメラでは実現が難しい地形の起伏などをレーザー照射することにより、画像解析では敵わないほどの情報を得ることが可能となります。
詳しい情報等が分かり次第、当ブログでもご紹介ができればと思っておりますし、弊社エンタープライズセールスよりご紹介をできればと思っておりますので、ご興味のございます方はショップまでご連絡ください。
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