
今回は、DJIのVlog特化機体のNeoシリーズから最新機種「DJI Neo2」をご紹介いたします。本製品の特徴から先代機種の「Neo」から進化したポイント等をメインに取り上げて
まいりますので、最後までご一読のほどよろしくお願いいたします。
DJI Neo2の特徴
Neo2の紹介に入る前に、DJI Neoシリーズについて紹介します。DJI Neoは、2024年9月にDJIから発売された機種で、空撮をメインの用途ではなく、SNSやYoutubeのショート動画等を主軸にしたVlog撮影に特化した機種になります。
今までVlogに特化したDJI製品は、カメラジンバル製品の「Osmoシリーズ」がありますが、ドローンにこれを置き換えることで、より自由度の高い動画の撮影や俯瞰視点の動画撮影が今までよりも高い高度から撮影できるのがNeoの強みになります。更にスマートフォンのみで撮影ができるのもNeoシリーズの強みになります。
初代Neo登場から1年経ち、2025年11月に新製品「DJI Neo2」が登場しました。
Neo2からの大きな特徴が背部に搭載できるこちらのアンテナになります。
こちらは送信機やゴーグル接続をする際に必須のオプションパーツで、DJI Neo 2デジタルトランシーバーというパーツになります。
こちらを背部のコネクタに接続することで、安定した低遅延の映像伝送をすることができます。ただこちらのパーツは、Neo 2本体には付属されていないため、単品購入の際は別途購入が必要になります。セット販売されている機体だとデジタルトランシーバーが付属されているため、送信機かゴーグル操縦を行う予定がある方は、そちらをご購入されることをおすすめいたします。

Neo 2から送信機・ゴーグル・スマートフォン操作・音声操作の他にも、新たに「ジェスチャー操作」が追加されました。
こちらは、その名の通り片手/両手を使ったジェスチャーをすることで、機体の操作をすることが可能です。Neoと同様で手の平着陸も可能ですが、Neo 2からは機体が操縦者から少し離れた所でも手の平を上に向けると、正確に認識して着陸することができます。
このように進化したポイントがありますが、先代機種のNeoとどのような違いがあるのかを紹介していきます。
先代機Neoとの違い

①障害物検知
| 機種名 | 障害物検知 |
| DJI Neo | 下方のみ |
| DJI Neo 2 | 全方向障害物検知 (前面LiDARセンサー搭載) |
Neo 2から全方向障害物検知ができるようになりました。これまではプロペラガードのみの安全装置だったのでぶつかってしまうリスクがまだ高かったのですが、全方向ビジョンセンサーの追加に加えて、前面LiDARセンサーも搭載されていますので木の枝のような細い障害物の検知もすることが可能となりました。
この機能があることによって今までNeoで使えたActiveTrack機能(自動追尾)が、障害物の衝突を回避することができますのでより実用的な機能になりました。
②カメラ性能
| 機種名 | 動画解像度 |
| DJI Neo | 最大 4K/30FPS |
| DJI Neo 2 | 最大 4K/60FPS (ゴーグル装着時:最大 4K/100FPS) |
動画の解像度は、最大で4K/60FPSまで可能になりました。フレームレートが60FPSに対応可能になったことで、より滑らかな映像表現をすることが可能になりました。
さらにジンバルが「2軸ジンバル」になったことで、チルト軸・ロー軸を支えることで、機体が風に煽られても、カメラが水平の状態を保ちやすくなりました。
③飛行時間/耐風性能
| 機種名 | 飛行時間/耐風性能 |
| DJI Neo | 最大約18分/8m/s |
| DJI Neo 2 | 最大約19/10.7m/s |
飛行時間は、Neoと比べるとそこまで大差はありませんが、耐風性能が10.7m/sと上がっています。同じ耐風性能がある機種だと、現行のMiniシリーズやAirシリーズとほぼ同等クラスの仕上がりになっています。
④ストレージ
| 機種名 | ストレージ容量 |
| DJI Neo | 22GB |
| DJI Neo 2 | 49GB |
Neoシリーズのストレージは、機体内臓ストレージのみで、microSDカードによるストレージ拡張を行うことは出来ません。Neo 2からは容量が倍以上増えまして49GBのストレージになりました。大容量になったとはいえ長期間PCやスマホなど他の記憶媒体にデータを移行しないとすぐにストレージ圧迫の恐れがありますので、データ管理はNeo同様引き続きこまめにデータのチェックをすることをオススメします。
⑤価格
| 機種名 | 価格 |
| DJI Neo | 単品価格:30,000円(税別) Fly Moreコンボ価格:52,000円(税別) |
| DJI Neo 2 | 単品価格:34,900円(税別) Fly Moreコンボ価格:60,600円(税別) |
かなりアップグレードされたNeo 2の気になる価格帯ですが、上記の通り比較すると単品価格とバッテリーがセットになっているFly Moreコンボ価格の差額は、約5000~9000強といったところです。この価格差で、全方向障害物検知機能やカメラ性能の向上、2軸ジンバル、ストレージ増量がついてくるのであれば、Neo 2のコストパフォーマンスが高いことがみて分かるかと思います。
他にもFPVゴーグルとモーションコントローラーが付属したセット内容もあります。
DJI Neo 2 Motion Fly Moreコンボ…83,400円(税別)

まとめ
Neoよりも格段と進化したNeo 2 いかがだったでしょうか。Neoが登場したときは、ドローンを始めてみたい、なるべくコストがかからない機体を購入したいといった方向けな印象が強く、今のDJI空撮機体の「入門機」という位置づけでしたが、今回のNeo 2になってからは、「安全性が高く、本格的な空撮も可能な入門機」という印象が今回強かったかなと思います。
これからドローンを始めたい方や、小型ドローンの買い替えを検討されている方は、ぜひNeo 2を使って、新たな景色を楽しまれてはいかがでしょうか。
最後までご一読ありがとうございます。
弊社ではDJI製品の販売だけではなくDJI製品の販売促進イベントやドローンスクール(国家資格など)を開催をしています。是非チェックして下さい!
※御見積が必要なお客様は下記の御見積申込フォームよりご依頼下さい。
※製品の細かなご質問につきましては下記問い合わせフォーム又はお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

