屋外看板ドローン点検の実証実験がありました

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こんにちは!
だんだんと晴れた日が増え、悪天候が続く新潟の冬がやっっっと終わったことが喜ばしい反面、花粉という新たな敵と戦っております。セキド新潟県央の吉田です。

今回は気持ちよく晴れた日に行われました、屋外看板をドローンで点検した模様をお伝えします!

ドローンを使った構造物点検をご検討の方にぜひお読みいただけたらと思います。

 
 
実証実験内容

・点検対象
今回点検するのは写真赤枠で囲われた、大学名が書かれた壁面サイン2か所です。
 
 

・使用機体

点検に使用したのはDJI Matrice30T
広角カメラ、ズームカメラ、サーマルカメラ、レーザー距離計が統合されたジンバルを搭載、足は折りたたみ式ですぐに固定できる機動力も備えた機体です。
機体の電源を切らずにバッテリーを交換できるホットスワップ機能もありますので、バッテリーを数組使う現場でもスムーズな作業が可能です。


 
 
実証実験スタート!
 
この実証実験は産学官連携のもと、新潟市のDID(人口集中)地区で行われました。DID地区での屋外広告点検は全国的に希少ということもあり、マスコミの注目も集めたほか、やはり珍しいのか通りすがりに立ち止まって見ていく方もいらっしゃいました。

多くの人に見守られながら、ドローンは看板がある高度40mほどまで上昇して点検開始です。

 


まずはグリッド撮影。

グリッド撮影を簡単に説明しますと、広角カメラで捉えた点検範囲をズームカメラで分割して撮影することをいいます。ズームがかかるとオーディエンスからは「おぉ~~~」という歓声も。高画質なのでサビや腐食を撮影画像から確認できます。


 

続いてはサーマルカメラでの撮影。

サーマルカメラがリアルタイムで映している画面をモニターで映しています。
(※反射によって写真内のモニターが見にくくすみません…)
赤外線画像では温度差によって浮きや剥がれを確認することができます。

 

みなさまモニターに釘付けです


従来の点検は、人が目視で行っていました。そのため今回のような点検対象の場合は高所作業となります。足場や高所作業車を必要とし、危険が伴うほかコストや時間がかかっていました。
さらにDID地区では夜間に通行止めをして作業を行わなくてはいけない場合もありました。

一方ドローン点検は、人がその場に行く必要がありませんので足場も高所作業車も必要ありませんし夜間に作業する必要もありません。そのためコスト削減、時間短縮、少人数での作業、安全性の確保につながります。
またモニター等を使用することで、リアルタイムで可視光カメラやサーマルカメラが映すものを見ることができますので、その場で対象物のひびや剥がれ、さびなどの劣化を確認することができます。



詳細な劣化判別については今回の実証実験では行われませんでしたが、データ取得後の解析も赤外線点検における大切な作業です。
DJIの赤外線画像分析・処理ソフトを実際に使ってみた記事がありますので気になった方はぜひこちらをご覧ください!

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いかがでしたでしょうか?
屋外看板だけでなく建物の外壁や橋梁、鉄塔などといったドローンによる構造物点検が気になる方は、セキド新潟県央までお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 
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