今回はMATRICE 300 RTK(略:M300RTK)を導入した方からのご質問が多いM300RTKのミッション作成時(自動操縦)に使うKMLファイルの作成方法について解説致します。
様々な現場でM300RTKを活用されている方は必見です!
KMLファイルとは
KMLファイルとはGoogle Earthや国土地理地図の作図機能を使用して任意の地理データを作成できる機能です。PCで飛行範囲を作成しKML形式で出力することで送信機に飛行範囲を共有することができます。
このKML機能を活用すれば送信機上では判別の難しいエリアを指定する際や細かいミッション範囲の作成、飛行範囲の共有などができるためミッション飛行の正確さをより向上させることができます。
※こちらのKMLファイルはDJI産業機の中ではMATRICE 300 RTK,Phantom 4 RTK,Mavic 2 Enterprise Advancedに対応しております。
※Phantom 4 RTKのみ送信機に読み込む手順が違うのでお気を付けください。
KMLファイル作成方法
M300RTKはDJI PILOTというアプリを活用するかと思いますが今回はDJI PILOTアプリのKMLファイル作成からインポートまでの流れを解説していきたいと思います。マッピングでの作成方法
まずは空中写真測量やオルソ画像生成で活用されることが多いマッピングでの作成方法について見ていきましょう!
※国土地理院地図を使用しております。
ステップ1:上記手順にてKMLファイルを作成
ステップ2:microsdカードにKMLファイルを保存
ステップ3:送信機上で読み込み
ウェイポイントでの作成方法
続けて主にインフラ点検(送電線点検,鉄塔点検,橋梁点検など)で活用されることが多いウェイポイントでの作成方法について見ていきましょう!
※Google Earthを使用しております。
ステップ1:上記手順にてKMLファイルを作成
ステップ2:microsdカードにKMLファイルを保存
ステップ3:送信機上で読み込み
まとめ
いかがでしょうか?M300RTKを導入済みでこの機能を活用したことがない方は是非活用してみてください!特に広範囲でのミッション計画時にはかなり役立つ機能となっております。弊社ではこのようにDJI産業用ドローンの専門講習会を行っております。
ドローンの販売/ドローンスクール/空撮業務/修理・メンテナンス等も行っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。