
今回はDJI空撮ドローンの代表格の「Mavicシリーズ」から
新登場の「DJI Mavic 4 Pro」を紹介していきます。
Mavic3が販売されてから約3年半が経ち、廉価版のMavic 3 Classicやプロ向けのMavic 3 Pro等の派生製品が多く登場しましたが、今年の5月13日に満を持して販売となりました。
Mavic 4 Proになってから、新たに搭載された機能の紹介や先代機であるMavic 3 Pro
と性能を比較していきたいと思いますので、Mavic 4 Proの購入を迷われている方や新たに機体の買い替えを検討されている方には、特におすすめの内容になっていますので、最後までご一読のほどよろしくお願いします。
Mavicシリーズについて
Mavicシリーズは、2016年に販売された「Mavic Pro」から始まりました。折りたたみ設計のコンパクトさと高性能のカメラや安定しとした飛行性能を兼ね備えた機体として、当時のドローン業界を賑わせた機体です。
その後、「Mavic Air」「Mavic Mini」等の現在でも人気シリーズの軽量モデルが登場し、更に次世代モデルの「Mavic 2 Pro/Zoom」が登場したことにより、一般ユーザーから業務用途で扱う人から親しまれる機体となりました。
そして、「Mavic 3」シリーズが登場し、更なる高画質撮影、全方向障害物検知を搭載する等の幅広い機能が盛りだくさんなこともあり、多くのユーザーから注目されました。
Mavic 3シリーズ登場から実に約3年半、「Mavic 4 Pro 」が登場しました。
これまでの集大成と言っても過言ではない機能面が、豊富に備わっています。
機体の形状としては、これまで通りの折りたたみ設計を採用しています。

こちらの画像をみて、お気づきかと思いますが、
機体外観のフレームが従来のMavicシリーズと比較すると、丸みのある形状をしています。
今までのMavicシリーズはカメラ側のフレームが少し角がある形状なのが、特徴的でしたが、Mavic 4 Proは丸みを帯びており、よりスマートなフォルムになっています。
既に見た目から変化が見られますが、
そこだけではなくカメラ周りから、安全機能面まで全てがグレードアップしていますので、これから機能面の紹介と先代機のMavic 3 Proと比較していきます。
Mavic 4 Proのスペック
・カメラMavic 4 Proのカメラは、先代機のMavic 3 Proから使われている三眼カメラ方式を採用しています。それぞれ「広角カメラ・中望遠カメラ・望遠カメラ」を搭載されており、イメージセンサーや有効画素数は下記の通りとなっています。
カメラ | イメージセンサー | 有効画素数 |
Hasselbladカメラ | 4/3型CMOS (4/3型CMOS) |
100MP (20MP) |
中望遠カメラ | 1/1.3インチ CMOS (1/1.3インチCMOS) |
48MP (48MP) |
望遠カメラ | 1/1.5インチ CMOS (1/2インチ CMOS) |
50MP (12MP) |
※太字表記=Mavic 4 Pro ( ) 表記=Mavic 3 Pro
上記の構成になっていますが、Mavic 3 Proと比べるとイメージセンサーは望遠カメラの変更点がある以外に大きな変化は見られません。ところが、有効画素数を見比べてみると、
メインのHasselbladカメラに関しましては、「1億画素」に到達。Mavic 3 Proの画素数から5倍も上がっており、大幅に進化しているのが分かります。
望遠カメラも、「5000万画素」になり、Mavic 3 Proから4倍以上も上がっています。
現在販売されている他のDJIドローンでも、複数カメラ搭載で5000万画素程度の画素数をもった機種は多くありますが、基本的にはメインカメラのみ等、一部のカメラでしか有効化されていないのが現状ですが、Mavic 4 Proの場合は、全てのカメラが高水準な画素数がありますので、画質の粗さが目立つような心配は特に問題ないと言ってもいいでしょう。
・ジンバル
Mavic 4 Proには、この機体にしか搭載されていない「360°回転ジンバル」があります。
このジンバルは本製品初の新機能で、カメラジンバルが360°ロール回転をすることができます。そのためカメラ映像だけをみると、あたかも機体本体がロール回転をしているように見える構図になります。ドローンでのロール回転映像が手軽にできるようになったため、よりクリエィティブな映像を撮影することが可能です。
加えて、ジンバルの上向きの角度を70°まで傾斜が可能になりました。
上向きジンバルが使えることによって、橋梁点検や建造物の天井の点検などに使われていますので、インフラ点検をされている方には特に便利かと思います。
・飛行性能
カメラ周りだけではなく、飛行性能もMavic 3 Proから大幅に変更されており、その中でも大きく目立っている機能について紹介いたします。
まずは、飛行時間になりますが、こちら最大51分まで飛行が可能になりました。
Mavic 3 Proは最大43分までとなっていましたが、ほぼ1時間近く飛行することが可能です。そのため長時間の撮影や別の場所へ移動して飛行するときなどに大変便利です。
バッテリー1本分でここまで飛行可能なので、近い将来1時間超えの機体が登場するかもしれません。
そして、障害物センサーも進化しており、低照度の環境下でも全方向の障害物検知が可能となっております。これはDJI Air 3Sにも採用されているLiDARセンサーを搭載されており、これは機体からレーザー光を照射し、対象物の正確な位置や距離を計測することができます。これを機体前方に搭載され、明るさが0.1ルクス(満月の夜道の明かり)程度の暗さでも発揮することができます。
そんな低照度の環境下でも安定した飛行が可能で、低照度下でも使える「夜間RTH」や、GNSSが不安定な環境下でもRTHが使える「非GNSS RTH」も採用されており、自動帰還機能もMavic 3 Proと比べてかなり安全設計が強化されています。
伝送距離も最大15kmも可能になり、電波干渉が多い環境でも安定した通信が可能です。
・送信機
Mavic 4 Proの送信機のProモデルとして、新たにDJI RC Proの後継機である「DJI RC Pro 2」もMavic 4 Proと同タイミングでの登場になります。
こちらの送信機は見た目から、おわかりいただけるかと思いますが、従来のモニター一体型から、折りたたみ設計に変更されています。従来の送信機ではモニターの視線を下へ向けてしまいがちなところがありましたが、モニターの配置が視線に近づくことで視認性が上がりました。それだけではなく、下記の機能も備えています。
送信機の輝度がRC Proの1000nitから、2000nitに変更されたことで屋外でより画面が見えやすくなりました。
HDMIもRC Proだと、micro HDMIの変換ポートが無いと出力することができませんでしたが、RC Pro 2からは標準のHDMIポートを採用していますので、変換ポートを準備する手間が省けられ、スムーズに送信機の映像を外部モニターに出力することができます。
そして、送信機のスティックに関しましても、これまで収納バッグ等に送信機を収納させるときにはスティックを毎度取り外しをしないといけない手間があったため、飛行準備に時間がかかったり、時には無くしてしまうなどといった事もあったため、少々不便なところも有りましたが、RC Pro 2からはスティックの取り外しをすることなく、モニターを収納するときに一緒にスティックも収納される設計を施しています。
RC Pro 2は、今までのちょっと不便だったところが解消され、かゆいところに手が届くような設計になっていますので、これまで以上に快適な飛行をすることができます。
この送信機はMavic 4 Proだけではなく、Mini 4 Pro・Air 3・Air 3Sにも対応しています。
上記の構成になっていますが、Mavic 3 Proと比べるとイメージセンサーは望遠カメラの変更点がある以外に大きな変化は見られません。ところが、有効画素数を見比べてみると、
メインのHasselbladカメラに関しましては、「1億画素」に到達。Mavic 3 Proの画素数から5倍も上がっており、大幅に進化しているのが分かります。
望遠カメラも、「5000万画素」になり、Mavic 3 Proから4倍以上も上がっています。
現在販売されている他のDJIドローンでも、複数カメラ搭載で5000万画素程度の画素数をもった機種は多くありますが、基本的にはメインカメラのみ等、一部のカメラでしか有効化されていないのが現状ですが、Mavic 4 Proの場合は、全てのカメラが高水準な画素数がありますので、画質の粗さが目立つような心配は特に問題ないと言ってもいいでしょう。

・ジンバル
Mavic 4 Proには、この機体にしか搭載されていない「360°回転ジンバル」があります。
このジンバルは本製品初の新機能で、カメラジンバルが360°ロール回転をすることができます。そのためカメラ映像だけをみると、あたかも機体本体がロール回転をしているように見える構図になります。ドローンでのロール回転映像が手軽にできるようになったため、よりクリエィティブな映像を撮影することが可能です。
加えて、ジンバルの上向きの角度を70°まで傾斜が可能になりました。
上向きジンバルが使えることによって、橋梁点検や建造物の天井の点検などに使われていますので、インフラ点検をされている方には特に便利かと思います。
・飛行性能
カメラ周りだけではなく、飛行性能もMavic 3 Proから大幅に変更されており、その中でも大きく目立っている機能について紹介いたします。
まずは、飛行時間になりますが、こちら最大51分まで飛行が可能になりました。
Mavic 3 Proは最大43分までとなっていましたが、ほぼ1時間近く飛行することが可能です。そのため長時間の撮影や別の場所へ移動して飛行するときなどに大変便利です。
バッテリー1本分でここまで飛行可能なので、近い将来1時間超えの機体が登場するかもしれません。
そして、障害物センサーも進化しており、低照度の環境下でも全方向の障害物検知が可能となっております。これはDJI Air 3Sにも採用されているLiDARセンサーを搭載されており、これは機体からレーザー光を照射し、対象物の正確な位置や距離を計測することができます。これを機体前方に搭載され、明るさが0.1ルクス(満月の夜道の明かり)程度の暗さでも発揮することができます。
そんな低照度の環境下でも安定した飛行が可能で、低照度下でも使える「夜間RTH」や、GNSSが不安定な環境下でもRTHが使える「非GNSS RTH」も採用されており、自動帰還機能もMavic 3 Proと比べてかなり安全設計が強化されています。
伝送距離も最大15kmも可能になり、電波干渉が多い環境でも安定した通信が可能です。
・送信機
Mavic 4 Proの送信機のProモデルとして、新たにDJI RC Proの後継機である「DJI RC Pro 2」もMavic 4 Proと同タイミングでの登場になります。

こちらの送信機は見た目から、おわかりいただけるかと思いますが、従来のモニター一体型から、折りたたみ設計に変更されています。従来の送信機ではモニターの視線を下へ向けてしまいがちなところがありましたが、モニターの配置が視線に近づくことで視認性が上がりました。それだけではなく、下記の機能も備えています。
輝度 | 2000nit |
HDMI出力 | 出力可能 |
送信機スティック | 取り外し無しで収納可能 |
送信機の輝度がRC Proの1000nitから、2000nitに変更されたことで屋外でより画面が見えやすくなりました。
HDMIもRC Proだと、micro HDMIの変換ポートが無いと出力することができませんでしたが、RC Pro 2からは標準のHDMIポートを採用していますので、変換ポートを準備する手間が省けられ、スムーズに送信機の映像を外部モニターに出力することができます。
そして、送信機のスティックに関しましても、これまで収納バッグ等に送信機を収納させるときにはスティックを毎度取り外しをしないといけない手間があったため、飛行準備に時間がかかったり、時には無くしてしまうなどといった事もあったため、少々不便なところも有りましたが、RC Pro 2からはスティックの取り外しをすることなく、モニターを収納するときに一緒にスティックも収納される設計を施しています。
RC Pro 2は、今までのちょっと不便だったところが解消され、かゆいところに手が届くような設計になっていますので、これまで以上に快適な飛行をすることができます。
この送信機はMavic 4 Proだけではなく、Mini 4 Pro・Air 3・Air 3Sにも対応しています。

まとめ
今回新機能が盛り沢山の「Mavic 4 Pro」いかがだったでしょうか。こちらの製品は、以下の内容で販売されています。
通常価格 (Mavic 4 Pro+RC Pro送信機+バッテリー×1) |
252,000円(税別) |
Fly Moreコンボ (Mavic 4 Pro+RC Pro送信機+バッテリー×3) |
323,500円(税別) |
クリエイターコンボ (Mavic 4 Pro+RC Pro 2送信機+バッテリー×3) |
452,600円(税別) |
上記の価格で現在販売中です。
RC Pro 2 は通常のコンボセットに同梱されていませんので、お求めの際はクリエイターコンボとお間違えの無いようにご注意ください。
新しく生まれ変わった「DJI Mavic 4 Pro」を飛ばして、
今までにない空撮を体験されてみてはいかがでしょうか。
最後までご一読のほど、ありがとうございます。
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