今回はDJI MATRICE 300 RTK(略:M300RTK)のバッテリーであるTB60インテリジェントフライトバッテリーについてご説明させていただきます。
見落としがちなスペックや性能についてまとめて解説するので所有者の方は必見です!
M300RTKバッテリーについて
まずは、M300RTKのバッテリーの特長と主なスペックについて確認していきましょう!最大飛行時間:55分 | 動作環境温度:-20℃~50℃ |
ホットスワップ機能搭載 | 急速充電対応(約40分) |
自己発熱型バッテリー | 重量:約1.35kg |
M300RTKの最大の魅力としては飛行時間だと思いますが実は隠れた魅力としてホットスワップという機能が搭載されております。
ホットスワップというとノートパソコンなんかでたまに聞く機能ですが、この機能は本体電源を切らずにバッテリー交換ができるという機能です。
どういうことかと言うと従来のDJI製品、一般ドローン/産業用ドローン含めてどの機種でもバッテリーの交換をする際本体電源を切る必要がありました。
本体電源を切るとどうなるかと言うとドローンの操縦に必要な衛星情報を認識する時間が出てしまいます。
ドローンは安全性を担保するため衛星情報の受信(GSP,GLONASS,GALILEO,BeiDouなど)は不可欠となりますがこの衛星を受信する時間がかなり苦だったと思います。
DJIはこのお客様のフィードバックを考慮してM300RTKにホットスワップ機能を搭載し業務効率を高めることとなりました。
弊社にもM300RTKの実機がございまして、実際にこれまでのDJI製品と比較をすると圧倒的に使いやすいです。
特に広範囲の空中写真測量やインフラ点検ともなるとバッテリー交換の回数がかなり多くなります。
そこでこのホットスワップ機能があることでかなり作業時間が減りました。
現在、他機種でドローンの運用をされている事業者様はこの機能だけでも魅力的に感じるのではないでしょうか?
※もちろん他にも是非紹介したい機能がかなり多く搭載しておりますので追ってブログに投稿していきます。
バッテリーペアリングってなに?
既にM300 RTKを導入済みのお客様からよくご質問がくるのがこのペアリングです。
これは従来ドローン(MATRICE 210シリーズやInspire2シリーズなど)からあるものなですが、シンプルな作業のことです。
M300 RTKは本体にバッテリーを2本差す設計となっているので初めに使用するペアを決めてマーキングしておきます。そのペアで使用/充電をするのみとなります。
これはバッテリーの中に内蔵されているセルと呼ばれている箇所の統一を目的にメーカーが定めている使用方法なのですが、毎回違うペアで使用/充電をするとセルのバランスが乱れて最悪の場合、バッテリートラブルで墜落します。
※ペアリングをしていない方は今からでも良いので行っていただくことをオススメ致します。
まとめ
MATRECE 300 RTKの専用バッテリー(TB60)についての解説は以上となります。いくら大容量バッテリーと言えど、メンテンナスや取り扱い方法を熟知していないと最悪は墜落に至ります。
日々の点検を怠らず正式な方法でM300RTKを運用していただければと思います。
弊社ではこのようにDJI製品の取扱い方法やドローンの資格が取得できる講習会を行っております。下記より現在募集中の講習会をご確認いただけます。
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