今回はOsmo Pocketシリーズの新商品「Osmo Pocket3(以下「Pocket3」)」を紹介します。
先代機のPocket2から様々な要素が進化していますので、買い替えを検討されている方や旅先で動画を撮りたい方、小型Webカメラを探している方には特におすすめの内容になっております。
Osmo Pocketシリーズとは
このシリーズは3軸スタビライザーを搭載したカメラで、ポケットサイズながら4K動画の撮影が可能のハンドヘルドカメラです。名前の通り超小型のカメラで、気軽に使えるアクションカムのようなカメラになっております。ジンバルが一体化していることから映像を補正する前から手ブレを抑えることができ、非常に滑らかな映像を撮影できる強みがあります。
今回のPocket3はPocket2から約3年ぶりの新商品であるため、様々な要素が進化しました。画質やその他撮影機能などを中心に進化した要素を紹介していきます。
Pocket3の特徴
サイズ | 139.7×42.2×33.5mm(長さ×幅×高さ) |
マイク数 | 3 |
タッチ スクリーン |
サイズ:2.0インチ 解像度:314×556 輝度:700ニト |
ジンバル 操作可能範囲 |
パン:-235°~58° チルト:-120°~70° ロール:-45°~45° |
ジンバル 機械的可動範囲 |
パン:-240°~63° チルト:-180°~98° ロール:-220°~63° |
最大可動速度 | 180.0°/s |
角度ブレ | ±0.005° |
センサー | 1インチCMOSセンサー |
レンズ | 焦点距離:20mm(35mm判換算) 絞り:f/2.0 フォーカス範囲:0.2m~∞ |
ISO感度 | 写真:50~6400 動画:50~6400 低照度動画:50~16000 |
電子シャッター速度 | 写真:1/8000~1秒 動画:1/8000~1/X秒(X:フレームレート設定値) |
最大静止画 サイズ |
16:9,3840×2160 1:1,3072×3072 |
ズーム | デジタルズーム 写真:3840×2160,2倍 動画:1080p,4倍;2.7K,3倍;4K,2倍 UVC(USB Video Class)&ライブ配信:1080p,4倍 |
バッテリー 動作時間 |
166分 ※25℃の室温環境下で、1080p/24fps (16:9)動画撮影、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で測定 |
充電時間 | 16分(80%までの充電)、32分(100%までの充電) ※DJI 65W PD規格対応充電器(別売)を使用して、ラボ環境下で測定 |
このPocket3の最大の特徴としましては「1インチCMOSセンサー」です。
これくらいの大きさのセンサーは光を受ける面積が大きくなるので画質が向上するのは勿論、暗い場所でもノイズの少ない滑らかな映像を表現することが可能です。
4Kの撮影が可能で120fpsのスローモーション撮影にも対応しています。レンズはf/2.0で焦点距離20mm相当、専用広角レンズを使うと15mm相当になります。
モニターも「2インチ回転型スクリーン」を搭載。
Pocketシリーズのモニターは画面が小さいという問題がありましたが、今回のPocket3でその問題は解決しました。2インチの有機ELディスプレイを搭載されたことによって、従来よりも視認性と操作性が向上しました。
回転させることで縦と横に切り替えられる便利さもありますが、モニターの回転によってカメラ電源のON/OFFができるのも大変便利です。
Pocket2からの変更点
①センサーサイズセンサーサイズがPocket2「1/1.7インチCMOSセンサー」から大型の「1インチCMOSセンサー」になりましたので画質が向上、動画撮影では低照度動画の設定も行えますので、Pocket2と比べると夜景などの暗い環境での撮影にも強くなっています。
Pocket2は4K60fpsに対応していましたが、Pocket3はその2倍の120fpsに対応しているためより滑らかな映像体験をすることができます。
またPocket3は「D-Log M 10bit」も対応しているため自然な色合いを表現可能で、さらにモーションタイムラプスもありますので、夜景や星景の撮影にはおすすめの機能です。
②ActiveTrack&フォーカス機能
ActiveTrackも3.0から6.0に変更されました。
顔自動検出やダイナミックフレーミングのフォローモードが搭載され、プロのような構図の映像を撮影することができます。
Pocket3はフォーカス機能も非常に優秀でして、早く動く被写体撮影する時はその物体を正確に焦点を合わせることができ、カメラの前に写したいものを近づけるとその物体を優先して焦点を合わせるため、配信や製品紹介にとても向いている機能になっています。
③バッテリー
駆動時間は約166分とPocket2から約26分伸びています。
充電機能に関しましてはPocket3はわずか16分で80%以上の充電が可能でして、完全充電は32分かかります。Pocket2だと70分ほどかかってしまうので、素早く高速充電できてすぐ撮影に移れることができるのもPocket3の魅力的なところです。
Webカメラとしても使えるPocket3
Pocket3はPocketシリーズで初のWebカメラとして使うことが出来るようになりました!
電源を入れた状態のPocket3をUSBケーブルに接続すると
【ファイル転送/OTG接続】【ウェブカメラ】
と表示され、【ウェブカメラ】を選択することでPC上でカメラとして認識します。
PC内臓のカメラは、画質が粗さや角度の調整ができないといった問題がありました。
ですがPocket3にすることで、内蔵カメラよりも高画質になりますし、画像のようにカメラ自体の位置を変更することができますので角度調整も問題ありません。
クリエイターコンボには付属の安定性の高い三脚もセットでついています。
以上がPocket3の紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Pocket3のお値段は74,800円(税込)。
マイクや三脚などがセットになったクリエイターコンボは96,800円(税込)となります。
旅先で使うのもよし、Webカメラとして使うといった普段使いにも問題はありません。
ご興味がある方はぜひご購入をされてみてはいかがでしょうか。
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