この度、弊社の講習カリキュラムに新しく「【国家資格/DJI CAMP対策】ATTIフライトトレーニング」を追加致しましたので当セミナーの概要についてご紹介させて頂きます。
「DJI CAMPスペシャリスト取得」や、「国家資格取得」をご検討いただいている方にオススメの講習です！
そもそもATTIモードって何！？
通常、Phantom シリーズなどのドローンを操縦する際は、送信機のスイッチで下記3つの飛行モードを選択することができます。※機種によって名称が異なります。
※本記事では「DJI GO4アプリ」での名称で記載しております。
P：GPSモード（GPSと障害物検知システムが付いている安定モード）
S：スポーツモード（GPS制御、最高速度までスピードを出せるモード）
A：ATTIモード（手動操縦モード）
今回ご紹介する「ATTIモード（Aモード）」とは、いわゆるマニュアル操縦モードです。
通常、ドローンは手を離せばホバリング（機体浮遊）しますが、ホバリングをするためには安全装置（位置情報や位置補正機能）を利用する必要があります。
※ここではドローンを飛行をしているときは「センサーに助けられている」と認識することが大切です。
ATTIモードは位置情報や位置補正機能も無効化されるので、風が吹けば風上から風下に流されますし、操縦すればそのまま惰性で操縦方向に機体が進んでいきます。
※機体の水平を保つジャイロセンサーは有効ですので、いきなり機体が姿勢制御できずに墜落、という事は発生しません。
なぜATTIモードを利用する必要があるの？
ここで疑問に思うことは「なぜわざわざ難しい飛行モードにして練習する必要があるの？」という疑問になりますが、これは「仕様上、緊急時にATTIモードに切り替わる可能性があるから」です。ドローンに搭載されている安全装置はどんな環境下でも利用できるわけではありません。
①位置情報利用できない②位置補正機能を使えない状況になるとドローンの仕様上ATTIモードに切り替ります。
つまりATTIモードの操縦に慣れていない場合、操作ができず機体を墜落させてしまう可能性があります。そもそも今まで手を離せばホバリングしてくれるという安心のもと飛行しているものがいきなり風に流れたら、ATTIモードの存在を知っていないと対応できないですよね！
※ドローンを利用する場合は仕様を細かく確認する必要があることに注意が必要です。
ATTIフライトトレーニングとは
上記記述でATTIモードの重要性がお分かりいただけたかと思いますが、ドローンの資格を取得する場合（民間資格、国家資格ともに）最低限の操作能力が求められます。最低限の操作能力の中には当然、「緊急時にも対応できる操作能力」も入るわけですがこれが「ATTIモードの操作」になります。
ただ、ATTIモードの練習をする場合、下記のような懸念点があります。
・そもそもATTIモードに切り替えられるドローンを所有していない
・練習する場所がない
特にお問い合わせ内容で一番多いのは「ATTIモードに切り替えられるドローンを所有していない」なのですがこれはまさにそうで、現在発売されている空撮用ドローン（DJI Flyアプリ）は一部を除いて飛行モードをATTIモードに切り替えることができません。（物理ボタンがない）
民間資格である「DJI CAMPスペシャリスト」や「国家資格」では、実技試験で一部又は全部をATTIモードで飛行する必要があるため事前に練習をする必要があります。
上記のようなお悩みを解決するべく「ATTIフライトトレーニング」を開校致しました。
当講習会では当校が実際に試験で使用する機体（Phantom 4 Proシリーズ）を用いてフライトトレーニングを行います。 ATTIモードの技術を身に付けたい方、資格取得に向けて練習したい方は、ぜひご参加ください！
弊社ではドローンスクールの他にドローンの販売や受託業務も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。