【新商品紹介】DJI Air 3Sについて。Air3と徹底比較!

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DJI Air 3S、air3s、DJIセルラードングル
こんにちは。セキド新潟上越です。
今回はDJIドローンの人気機種「Airシリーズ」の新製品、「DJI Air3S」をご紹介いたします。昨年夏に登場した先代機「DJI Air3」との比較や、今回の新たに搭載された機能面をピックアップします。新たにドローンを購入されている方や、「DJI Air3」と購入を迷われている方には、特におすすめの内容になっておりますので、是非最後までご一読の程よろしくお願いします。

先代機種のAir3について興味がある方は、下記リンクから閲覧することができます。  

「DJI Air3S」について

DJI製のドローンでも「Air」という名称の着く機種は、コンシューマ機種の中では、ミドルレンジクラスの機種です。
最新の機能面を揃えたハイエンドモデルの「Mavic」シリーズが持つ機能性と、コンパクトさが際立つスタンダードモデルの「Mini」シリーズが持つ携帯性を兼ね備えた、双方の特徴をいいとこ取りにしているのが大きな特徴です。

2024年10月15日に販売されたAir3Sは、Air3の後継機です。
Air3はAirシリーズで初めての「全方向障害物検知」、「自動航行機能(ウェイポイント)」を搭載した機種です。中望遠カメラを搭載し、ロスレス光学3倍ズームが可能な機体として注目を集めました。

そして、今年発売されたAir 3Sですが、Air3との明確な違いとして特徴的なのは、機体前方に搭載されている「LiDAR」になります。こちらは従来のDJI機体に直接搭載されているのは、今回初となります。
見た目な部分で言えば、LiDAR以外で言うと大きく差はありませんが、中身の機能面は先代機の頃よりも大幅にグレードが上がりました。
上記2つの性能面については後ほど詳しくご紹介いたします。
 
Neo

Air 3SとAir3のスペックを比較してみると、この様になります。
  DJI Air 3S DJI Air3
サイズ 折りたたみ時(プロペラ無):
214.19×100.63×89.17 mm
(長さ×幅×高さ)

展開時(プロペラ無):
266.11×325.47×106.00 mm
(長さ×幅×高さ)
折りたたみ時(プロペラ無):207×100.5×91.1 mm
(長さ×幅×高さ)

展開時(プロペラ無):
258.8×326×105.8 mm
(長さ×幅×高さ)
最大飛行速度 21m/s 21m/s
最大移行時間 45分 46分
最大航続距離 32km(日本:10km) 32km
最大風圧抵抗 12m/s 12m/s
内部
ストレージ
42GB 8GB
カメラ
イメージセンサー
広角カメラ:
1インチCMOS、
有効画素数50 MP

中望遠カメラ:
1/1.3インチCMOS、
有効画素数48 MP
広角カメラ:
1/1.3インチ CMOS、
有効画素数:48 MP

中望遠カメラ:
1/1.3インチ CMOSセンサー、
有効画素数:48 MP
デジタル
ズーム
広角カメラ:1~2.29倍
中望遠カメラ:3~9倍
広角カメラ:1~3倍
中望遠カメラ:3~9倍
検知タイプ 前向きLiDARと機体底部にある
赤外線センサーで補完された
全方向デュアルビジョンシステム
全方向デュアルビジョンシステム、
機体底部にある赤外線センサーで
補助的に使用
映像伝送
システム
O4 O4
最大伝送距離 FCC:20 km
(日本:10 km)
CE:10 km
SRRC:10 km
MIC(日本):10 km
FCC:20 km
CE:10 km
SRRC:10 km
MIC(日本):10 km
価格 DJI Air 3S(DJI RC-N3付):
136,800円(税抜)
DJI Air 3(DJI RC-N2付):
94,400円(税抜)

見比べていただいてくと、
機体の基本スペックを全体的に見るとそこまで大きな変化がないです。
障害物の検知タイプと内部ストレージの容量に大きな違いがあるだけで、
その他の面でみると僅かな差です。

そこで、ワンランク上のシリーズである「DJI Mavic3Classic」と比較してみます。
 
  DJI Air 3S DJI Mavic3Classic
サイズ 折りたたみ時(プロペラ無):
214.19×100.63×89.17 mm
(長さ×幅×高さ)

展開時(プロペラ無):
266.11×325.47×106.00 mm
(長さ×幅×高さ)
折りたたみ時(プロペラ無):221×96.3×90.3 mm
(長さ×幅×高さ)

展開時(プロペラ無):347.5×283×107.7 mm
(長さ×幅×高さ)
最大飛行速度 21m/s 21m/s
最大移行時間 45分 46分
最大航続距離 32km(日本:10km) 30km
最大風圧抵抗 12m/s 12m/s
内部ストレージ 42GB 8GB
カメラ
イメージセンサー
広角カメラ:
1インチCMOS、
有効画素数50 MP

中望遠カメラ:
1/1.3インチCMOS、
有効画素数48 MP
4/3型CMOS、
有効画素数:20 MP
デジタルズーム 広角カメラ:1~2.29倍

中望遠カメラ:3~9倍
1~3倍
検知タイプ 前向きLiDARと機体底部にある
赤外線センサーで補完された
全方向デュアルビジョンシステム
全方向デュアルビジョンシステム、
機体底部にある赤外線センサーで
補助的に使用
映像伝送システム O4 O3+
最大伝送距離 FCC:20 km
(日本:10 km)
CE:10 km
SRRC:10 km
MIC(日本):10 km
FCC:15 km
CE:8 km
SRRC:8 km
MIC(日本):8 km
価格 DJI Air 3S(DJI RC-N3付):
136,800円(税抜)

DJI Mavic3Classic
(DJI RC-N1付):
138,000円(税抜)


比較してみると、基本スペックの面では、Air 3Sがかなり優れていることがお分かりになるかと思います。
Air3同様、検知タイプや内部ストレージが大きく異なります。
その他の大きな違いでいうとカメラの部分です。Mavic3Classicは単眼でありますがAir 3Sは広角カメラと中望遠カメラを備えています。これにより、撮影対象物から離れていても安全に撮影することができます。
それと、映像伝送システムが異なることで、最大伝送距離がAir 3Sの方が長距離を飛行することができます。

この様にしてみると、ワンランク上のMavic3ClassicよりもAir 3Sの方が優れていることが分かるかと思います。

基本性能の紹介は以上になります。
つづいては、Air 3Sに搭載されている機能、先代機にはない新要素について紹介します。
 

Air3S の大きな特徴

Air 3Sからは新たな機能・要素が多く搭載されています。
その注目すべき機能は、下記の通りとなります。

  1.全方向障害物検知+LiDAR
  2.次世代スマートRTH
  3.Vision Assist機能の強化
  4.DJIセルラードングル2に対応
  5.新たな撮影機能

こちらの機能面について、一つずつ紹介していきたいと思います。
 
  • 全方向障害物検知+LiDAR
    安全機能でおなじみの障害物検知、先代機のAir3にも搭載されている全方向障害物検知機能に加えて、新たに「前面LiDAR」が搭載されました。

    LiDARとは、離れた場所にある対象物にレーザー光を照射し、その反射光を光センサーで収集した情報から、対象物との距離や対象物の形状などを測定するリモートセンシング技術です。

    これが搭載されたことによって、今までカメラセンサーで検知しづらかった細い障害物(木の枝や電線)などを検知しやすくなりました。
    安全設計がかなり高精度になっていることが分かりますね。
 
  • 次世代スマートRTH
    こちらもドローンを扱っている方には、おなじみの機能の
    RTH(Return to Home)=自動帰還機能です。
    この機能にも新たに新要素が追加されました。
    それは、「非GPS RTH」と「夜間RTH」になります。

    非GPS RTHは、Air 3Sはリアルタイムビジョンポジショニングと地図構築技術を搭載し、十分な輝度が確保されている時点で飛行経路を記憶します。これにより、バルコニーなどの衛星信号のない場所から離陸した場合でも、安全に帰還することができます。

    夜間RTHは、こちらは先程紹介したLiDARがあることによって実現可能となった機能です。LiDARは暗い環境下でもその能力を発揮することが可能になるため夜間時の飛行にも最適です。
    自動帰還中に障害物を発見した際に、上方への回避も可能になっていますので、更に安全性が増しました。
 
Neo
 
  • Vision Assist機能の強化
    こちらの機能は、全方向障害物検知を搭載した機体にある機能で、前面、背面、側面にある障害物に近づいたら、画面左下に映像を表示させてくれるパイロットの補助機能です。
    Air 3Sからは、新たに「下方のビュー画面」が追加されました。
    ドローンの事故の中でも、高度を下げたら機体と下にある障害物との距離感を掴めずに衝突させてしまったといった事故もありますので、そういったリスクを事前に回避できるようになりました。特に目視外飛行を行ってる時には大変便利な機能であるといえますね。
 
  • DJIセルラードングル2の対応
    DJIセルラードングル2はAir 3Sに直接挿入できるため、追加アクセサリーなしでシームレスに統合できます。O4信号の障害や干渉が発生した場合は、4G接続で安定した映像伝送とドローンの制御が可能で、飛行安全性が向上し、切断に伴うリスクが軽減されています。
 
Neo
 
  • 新しい撮影機能
    Air 3SはActiveTrack 360°を採用しており、被写体をフレーム内に最適に維持します。周辺の飛行環境に基づいて飛行経路を自動的に計画し、フレーミングを調整して、被写体を中心に捉える強力なショットを確保します。
    加えて、トラッキング機能も強化されました。
    被写体の下半分が部分的に隠れていたり、被写体が橋の上に立っていたりする場合でも、被写体への焦点を維持し続けます。

    更に新たに追加された「フリーパノラマ」という撮影モードがあります
    Air 3Sのメインカメラと中望遠カメラの両方に搭載されたフリーパノラマモードにより、手動で選択した被写体や範囲と複数の画像とを合わせ、シームレスなパノラマショットを作成できます。広角カメラが広いFOVを実現し、パノラマ写真撮影時の効率を高めます。中望遠カメラは、画像の歪みを大幅に軽減し、複数の写真による幅広い視点と焦点距離の利点により、豊かなディテールを備えた広大なショットを傑作に仕上げます。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。
Airシリーズ最新機種「DJI Air 3S」。
新機能が盛り沢山ですので、おすすめの一台となっています。

こちら通常価格がDJI RC-N3送信機付属で136,800円(税抜)になります。
三本バッテリーのセットで、送信機とモニター一体型のDJI RC2送信機付属の
本格的に飛ばされたい方向けのFly more コンボは、190,000円(税抜)になります。

是非Air 3Sを手に取っていただいて、新しい景色を楽しまれてみてはいかがでしょうか。

最後までご一読ありがとうございます。

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