【ドローン自動航行ユーザー必見】テスト飛行でZenmuse H20シリーズが大活躍!?

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こんにちは!セキド新潟上越の滝澤です!
DJI MATRICE 300 RTK(略:M300RTK)の発売から約2年が経ち対応ペイロードも出揃ってきましたね!
今回はM300RTKに搭載可能な航空測量用のペイロードであるLivox製LiDARモジュール(レーザー機)Zenmuse L1と4800万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載した高画素カメラZenmuse P1を使用する前のテスト飛行について解説を致します。
M300RTK+P1 / L1を所有している方は必見です!
※インフラ点検の用途でも活用できる機能です。

ドローンテスト飛行について

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UAV空中写真測量 / レーザー測量などの業務では一般的にドローンの自動航行システムを使用して作業に当たります。
ドローンの自動航行ミッションでは予め飛行高度、飛行速度、カメラ角度などを入力しますが特に飛行高度の設定を誤ってしまうと障害物に衝突する危険があるため必ず「設定した値が安全に飛行できるものか」を確かめるため実際の現場でテスト飛行を行います。
これまで主流だったテスト飛行の方法は下記の3種類です。

①実際に本番でも使用する機材を活用する方法
②対応している機種であれば全く同じミッション計画を本番とは違うドローンを使用して飛行ができるDJI Gs Pro(自動航行アプリ)を使用する方法
③サードパーティ製アプリを使用する方法
※KMLファイルを使用してミッション計画を効率よく行う方法もあります。
※DJI GS Proについては下記にてご確認下さい。
  ①本番で使用するドローン ②Gs Proを活用 ③サードパーティー
メリット 用意する機材が少ない
ペイロード交換する必要がない 
ミッションの共有ができるため違うドローンでテスト飛行ができる  対応している機種の幅が広い
※アプリによって違いあり  
デメリット 障害物との離隔が分かりづらい 
破損する可能性がある
用意する機材が多い
対応している機種しか使えない 
アプリ内の表示が英語や中国語
表記のものが多い

いずれも魅力的なメリットがあり、今でも上記のような方法で活用されているユーザー様は多くおられると思います。
今回ご紹介する方法は上記3つのテストに次ぐ4つ目のテスト飛行の方法としてご覧いただければと思います。
※現在、M300RTKはGs Proに現在対応しておりません。

Zenmuse H20シリーズを使用したテスト飛行について

主にインフラ点検や捜索・救助などでとして活用されるZenmuse H20シリーズ(H20/H20T)ですが、下記のような2種類のレンズがリリースされております。
※今回はH20シリーズに搭載されているレーザー距離計を使用するのでどちらでも使用できます。
H20シリーズは広角カメラ・ズームカメラ・レーザー距離計・赤外線カメラ(H20Tのみ)が一体型になっているペイロードですが、レーザー距離計は3~1200mまでの範囲で機体とレーザーを当てている距離が画面上に表示されます。

この機能を使用すれば障害物の上に機体を動かし、ジンバル角度を下に向ければすぐに障害物と機体の距離を確認することができます。
実際にテスト飛行を行っている動画があるのでまずはこちらをご覧ください。
※RNGという表記のものが障害物と機体との距離になります。
※レーザーを当てている箇所は画面中央の赤いマークになります。



上記動画のように飛行範囲の中で背の高い障害物の上に機体を移動させ「事前に設定した高度が安全であるか」を確かめます。
※動画は安全を考慮して高い高度で飛行しておりますが実際はGSDの関係もあるのでもう少し障害物との離隔は狭いかと思います。
※このテスト飛行の方法は基本的に手動で操作します。

この機能が現場の地形に合わせて飛行高度の設定ができます。
ただ、機体を障害物の真上に動かさないと計測ができないので飛行現場に背の高い障害物があればあるほど時間がかかってしまいます。

そういった現場ではH20シリーズのピンポイントという機能を使用して下さい。
この機能を使用すれば見えている背の高い障害物が設定した飛行範囲の中にあるのか、外にあるのかを確かめることができるため飛行時間を短縮できます。
実際の映像をご覧ください。



いかがでしょうか?
H20シリーズを使用したテスト飛行は大幅な時間短縮が見込め、業務効率が上がるペイロードだと思います。
もちろんH20シリーズを所有していない場合はご購入いただく必要がありますが、この使用方法以外にも様々な活用方法があるので是非導入をご検討下さい。

弊社ではこのようなDJI製品の検証を定期的に行っております。
また、DJI製品の販売 / 講習 / 受諾業務 / 修理・メンテナンスなども行っております。
機種別の取扱い講習会も行っておりますので使い方が分からないというお客様は是非下記よりお問い合わせください。
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